ハンノキカミキリ


ハンノキカミキリ Cagosima sanguinolenta
2017/05/21 兵庫県にて撮影
fc2ブログが2MBまでの画像しかアップロードできないのつらたん。
黒×オレンジのかっこいいカミキリ。去年も見に行ったが、去年結局♂を採らずじまいにいたので、ひゃくごじゅーみりまくろさんの練習を兼ねて♂を探しに行った。いい感じに撮れて何より。

キンイロジョウカイ Themus episcopalis
2017/05/21 兵庫県にて撮影
ハンノキ氏を探してたらちらほら見かけるハズレ枠。とはいえ単品で見れば綺麗なよい虫なんだけどな……。ジョウカイ&カミキリモドキへの愛と恨みを、毎年繰り返している気がするぞ。
……さらっっっっっと書いてますが、そうですSIGMA APO MACRO 150mm F2.8 EX DG OS HSMさんが家族入りしています。だって夏の旅行のときにせーやに触らせてもらったのがすげーよかったんだもの……!
ところで現在は、SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSMという、ライトバズーカさんに想いを寄せてます。わるいせーややぴよぞのさんやぽんさくやたまおやさんがやってきて、買え買えと言ってきます。わかってるんだ……欲しいけど……とりあえずボーナス出るまで待って……!!!
……強く生きます。
撮影協力:
ハンノキカミキリ Cagosima sanguinolenta
キンイロジョウカイ Themus episcopalis
Nikon D5300
SIGMA APO MACRO 150mm F2.8 EX DG OS HSM
オオセンチコガネ

以下、写真は全て
オオセンチコガネ Phelotrupes auratus
自分がちびオオセンチと名乗り始めてからもう8年ほどが経つのだろうか。以前話したトラカミキリとの出会いは中学生の頃で、そこからしばらくは諸事情あって採集には行けずに数年を過ごした。あるときVipの虫スレに貼った1枚のルリセンチ画像からちびオオセンチを名乗るようになり、虫屋にも復帰し、虫屋友達も増え今に至るのだから、自分にとっては非常に思い入れのあるムシである。
今回はそう珍品ではないが糞虫の中でも美麗種と称されるオオセンチコガネの写真を撮ってみることにした。自分にとって恩人(虫?)ともいえるムシなのに、そういえばきちんと撮ってねえなあという反省も込めて。……本当はキラキラしたムシを撮る練習のために採ってきたんだろって……まあ両方ってことで……。
ところでこのオオセンチコガネ、ライティングがかなり難しくてつらい。動きがなかなか止まらなかったりするのも一要因なんだけど、丸っこくて分厚さや奥行きがあるせいかなんだかわからないが、とにかく思ったように光を回しづらいというか、なんというか。少し油断すればすぐに反射しすぎて明るいところと暗いところの差がとんでもないことになったり、光量が少ないと真っ黒、多いと即部分白飛びで、この構造色を正確に写すことの難しいこと。。。挙句なんだか白いのや黒いのが写ってるなと思ったらディフューザーや撮影ボックスやレンズそのものが鏡のように写り込んでいて、なんとも不細工な写真になる。どうやったらうまく写るかなあと、あれこれ試行錯誤してみました。
☆2016/09/25
この日は奈良県へ。慣れたフィールドを歩き、オオセンチを拾う。奈良のオオセンチは別名ルリセンチと呼ばれ、青く輝くことで有名。きらめくような個体もいればスレた個体もいるし、青色から緑色っぽいものまでいるので、たくさん拾ってよりスレていない、青みの強い個体を4つ厳選してみる。




当たり前だけど、林内ではうまくライティングできないなーなんてジタバタする。フラストレーションを溜めまくり、這いつくばってストロボを並べていたら、偶然通りがかった外国人の姉ちゃん(ソロ)に話しかけられてびびる。スカラベを撮っているのだと言ったら通じたのでよかった。
ところで他地方ではそこまででないと聞くが、こと関西においてはオオセンチは珍しいムシではない。慣れていればホイホイ捕まるムシだ。あとシカの分布と被っている気がするので、シカがいる山に行けばわんさかヤッホイ、って感じ。
あと関西人にとっては赤いオオセンチが一番のレアキャラなので、他地方の虫屋の怒りをよく買う。だってしゃーないやん……あんな別嬪さんこっちはおらんねんもん。。。
帰ってから白バック撮影。


最初はツルッツルな写りになってギョオオオンってなるものの、




だんだん勘を取り戻してきた気がするぞ……



着地点はこんな感じ。今見返すとまだ改善点はあるけど、とりあえず今回はこんな感じで。
☆2016/10/02
この日は大阪北部の某山へ。このあたりは赤と緑の境界なので、赤ベースに緑が乗って、金のような色合いに輝くオオセンチがいる。いつものポイントへ直行し、こちらもより綺麗な個体を選別し、4つだけ持ち帰る。



こちらも最初は相当苦戦し……


だんだん何が正解かわかんなくなってきたぞ

これはそこにいた中で一番赤かったオオセンチ。とはいえ昔あの、夏の長野で見た紅色のオオセンチとは似ても似つかぬ

疲れたよパトラッシュ

最終的には、上手い下手はもう知らん、これが一番好きだ!ってことで落ち着いた。ルリよりも微妙な色合いが難しく、また来年も撮ってみよう……。もう今年はここが限界だ。。。

で、最後に撮ったのが冒頭のこれ。両方とも生きてるので、走り回るし撮るときほんと大変だった。なんとか色合いも両者うまく出せ、そこまで悪くない出来に仕上がったと思う。惜しむらくはルリセンチの色合いが右側のオオセンチの頭に反射して、顔が真っ黒になったことか。こればっかりはどうにもならないけども。
てなわけで、ちびオオセンチの写真修行はまだまだ続く……。
撮影協力:
オオセンチコガネ Phelotrupes auratus
青4、赤1、赤緑3の計8個体
Nikon D5300
TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO 1:1
SB-700
各島について・西表編

※当記事は西表にほとんど行ったことがない方におすすめの記事です。観光関係のことも聞いた話や知っていることは書いていきますが、筆者はなにぶん昆虫採集か食道楽ばかりしておりますので、それ以外のことは知識程度にしかありません。ご理解ください。
※筆者は主にいつも、上原地区で宿をとっています。そのため大原地区についてはあまり詳しくありません。
※筆者は自分の経験に基づき、自分のスタイルならこれが最善というものをオススメしています。各店舗や観光名所の回し者ではありません。ご理解ください。
※前の記事「八重山諸島(石垣・西表・与那国)へ行くときの旅程モデル」と合わせて読むと幸せになれるよ。
今回も、
【Ⅰ】 西表島の概要(ほんとにざっくりと)
【Ⅱ】 どこに何があるの?
【Ⅲ】 宿屋
【Ⅳ】 土産物関連
でいっきまーす。
【Ⅰ】西表島の概要(ざっくり)
ざっと西表島について。西表島は県内第2位の面積を誇り、最高峰の古見岳(こみだけ)をはじめとし、島の90%が亜熱帯の原生林に覆われている、自然豊かな島だ。平地があまりなく、大きな河川をもち、とても懐の深い島だと思う。有名どころならイリオモテヤマネコなど、様々な生き物が暮らしている。あまり開発が進んでいないのは、歴史的にマラリア汚染により、なかなか人が定着できなかったせいだとか。(現在マラリアは駆除されている。)
マンゴーやパイナップルやサトウキビの畑がそこかしこにある。マンタと泳げることで有名らしく、わざわざ海外から西表島にシュノーケリングのためにやって来る人たちも少なくない(スペイン人のご夫婦談)。マリンスポーツの他、カヌーでの川下り、トレッキングして滝を見に行く、サガリバナツアー、水牛で由布島に渡る、川遊びなど、広い島だけあって様々な遊び方ができる。

マリュウドゥの滝。現在は横まで行くことはできなくなっているが、展望台から望むことができる。
☆毒性や攻撃性をもつ生き物について覚えておくとよいこと
●毒蛇(ハブ)がいる。→アダン(チクチクした植物)の下、側溝の中、刈ってある?枝が堆積した下が、ハブとのエンカウント率トップ3。夜間のほうが活発で、川の中に潜んでいて鼻先だけ出してるなんてこともよくある。夜間に川に入るときは要注意。昼間はぼんやりしているけど、かといって安心はできない。あとウミヘビもよく見るけど、筆者は海に入らないのでよくわからない。
●ヤマンギ(イワサキカレハ)の幼虫も山盛りいる。
●リュウキュウイノシシがいる。子連れの時期はちょっと会いたくない。見かけたらこっそり退散しよう。
☆活動について
筆者は夏にしか行ったことがないが、西表もとにかく暑い。陽射しは内地とは比べ物にならない。代わりに、日陰に入ると内地よりも涼しい。
沖縄の人は皆、服を着て泳ぐ。水着など言語道断。日焼けなんてもんじゃない、やけど状態になってしまうからだという。
あちこちに自販機があるので、水分や塩分の摂取はこまめに行うこと。また、一番暑い12:00~15:00くらいはほとんど虫も活動しなくなる。ビーティングも、圧倒的に夜間にやったほうがいい。どうしても昼に動かなければならない理由がなければ、夕方以降に向けて一度宿に帰り、シャワーでも浴びてサクッとお昼寝するとパフォーマンス向上につながる。
【Ⅱ】 どこに何があるの?
大きく分けると東部地区と西部地区に分かれる。東部地区は一番大きな大原をはじめ、古見(こみ)や南風見(はいみ)といった集落がある。西部地区は一番大きな上原のほか、祖納(そない)や白浜(しらはま)、船浮(ふなうき)などの集落が含まれる。外周道路はあるが、東方面は南風見田の浜、西方面は白浜までしかつながっておらず、島を一周することはできない。船浮は実質陸の孤島となっており、白浜から出る船でしか行くことができない。

マップはぐーぐるまっぷから拝借。
石垣や与那国と決定的に違うのが、「下手したら死ぬ感」だ。上の地図に点々と置いた赤い丸が集落で、それを1本の外周道路が繋ぐ。ただし、この外周道路から外れたらほとんど全部山また山。石垣や与那国のように、とりあえず山中に突っ込んじゃえ、よっしゃ迷ったけどとりあえずまっすぐ歩きゃどっか着くだろう精神ではどうにもならないな、と上空から眺めて改めて感じた。特に山中に入るつもりの人たちは、くれぐれも十分すぎるほどに準備をするよう勧めたい。
いくつかメインとなる集落をば。
☆上原
筆者がいつも泊まるのがこっち。確かに大原のほうが船が欠航しづらいしいろんなフィールドにも近いが、泊まる宿・晩飯を食えるところから総合的に見ればこっちかなあと。特に飯屋は、圧倒的に上原や上原近くに多い。大原はほとんどないと言っていい。上原といえばスーパー川満が便利なので要チェック。お弁当やパン、をはじめ、様々な食料品や日用品を取り扱っている。また、ゆうパックなども取り扱っているため、ここから荷物を送ってしまうと帰りが楽。スーパー川満横にはガソリンスタンドもあり。
よく行く飯屋を挙げておく。
①新八食堂
一番入り浸っている飯屋。ソーキそばのソーキがまじ絶品。地元の人が多い飯屋。あとしっかり量食べたい人なら野菜ソーキそばもうまい。ここのソーキは今のところ自分が行った八重山飯屋ではトップレベルだと思う。ぜひぜひ行くべき。おかみさんはとても優しく素敵な方なので、安心してどうぞ。
②デンサー食堂
八重山そばがワンコインで食べられて、そばのだしがうまい。ゴーヤチャンプルーもうまかった。ただし最近、結構早い時間からそばがなくなったので終了となっているので、行く気なら注意したほうがいいかも。
③パーラー美々
西表に行ったらここの生マンゴージュースを飲まなきゃだめでしょ!夏場に売ってるこの生マンゴージュース、濃厚だけどなんとワンコイン。ちょーうまくて甘くてトロットロ、たっぷり入っててお値段ワンコイン。まじ最高。お持ち帰りもアリ。ここは寄らなきゃ西表の夏は始まらない。最近新装開店した美々、なかった間まじでつらかった。食べたことはないけど、ソーキそばなんかも出してる様子。

④上原無人販売所
お隣カンピラ荘のおばあが経営しているらしい、無人販売所。無人といっても裏におばあがいるので、両替してもらえます。オススメは100円のパイン棒。暑い西表で食べる、甘くて凍ったひんやりパインは格別で、思わずせーやも虜になり、4日間で10本を平らげるほど。タイミングによっては野菜やフルーツ、カットマンゴーなんかも売られていて、これまたとても美味しい。ちょっと寄って食べようっていうユルさにちょうどいい、それがおばあの上原無人販売所。
⑤ラフラガーデン
最近リゾートホテルが流行ってるのに合わせて(?)でき始めた、小洒落たカフェ。島っぽいメニューもあったはず。ただし価格帯は高めで、学生には厳しめかもしれない。大人の皆さんはぜひ。
☆大原
郵便局もこちらにあり、上原よりも大きな集落。こちらにも港があり、上原便は比較的海の荒れで欠航しやすいが、大原便のみ運行しているという場合も多い。ただ夕飯をいただく店や宿屋が上原よりも少ないのではという印象……。筆者はこちらには泊まったことはありません。こちら側は、大富共同売店が圧倒的に便利。スーパー川満よりも品揃えがいい。生魚とかも置いてる。
行ったことのある飯屋
①お好み焼き はんば
ここのお好み焼き屋はまじで美味かったので推しておく。食べログ離島コムで一切ページが出てこないのでぐーぐるまっぷを貼り付けておく。
暗くてあんまり覚えてないけど、なんかレンタカー屋の横にあったような。大原で食べるとなったらオススメ。

グーグルマップのストリートビューで住所(〒907-1434 沖縄県八重山郡竹富町南風見191−135)入れてみたら出て来る、この掘っ立て小屋みたいな建物がそれなのでびっくりするかも。
☆船浮
船浮って何?という声を聞くので行ってきました。ここは陸の孤島で、白浜から船が出ているのみ。陸路では行けない場所。


小さな集落があり、いくつかの民宿もありますが



イダの浜やヤマネコ発見の地などがあるだけ。イダの浜に続く道から山に入る林道がないかと思ったがそれもなさそう。なんにもないを楽しんでのんびりする、そんな場所だったので、虫屋的には行く必要はないかな……。ちなみにイダの浜は海水浴客が少なく海も(陸から見た感じ)綺麗で、他の浜とは段違いに多くのサンゴや貝殻なんかが落ちていました。
☆ちょっと以上の場所からは離れてるけども、他の飯屋を
①島イタリアン en
食べログで申し訳ない、離島コムでページが探せませんでした。上原から白浜側にしばらく行くと、浦内川にぶつかるより手前左側に見えてくるのがこのen。一度行ったけど、ちょっと洒落たイタリアンという感じで、特にアヒージョとかカルパッチョとか美味しかったなあ。こちらも価格帯は高めだし、何より予約しておいたほうが安全な店なので、大人の皆さんはぜひに。
②キッチンinaba
行ったことないんだけど美味いと聞くので。行ったことないと書いたがなぜならここは予約必須。近くの星砂の浜あたりのリゾート客がわんさと押し寄せるそうなので、飛び入りではまあ入れないそうな。ちなみに3日前とかに電話してもだめでしたー。いつか行くぞと思いつつ、ここに記しておきます。。。
【Ⅲ】宿屋
最近琉大熱研が厳しくなったようで、民宿をあちこち開拓中です。今のところ泊まったところをご紹介。
①いるもて荘
初西表のときにお世話になったのがここ。今思えば素泊まりにしては少し価格帯は高めだが、ロケーションはとてもいいし綺麗な宿。また、ここはツアーも持ってるので合わせてこちらも楽しめる。宿の方はとても親切だったし、帰る時間の指定も特になく、のんびりしに行くならいいかも。
②カンピラ荘
こちらは入り口全開で館内は個室に入らないとエアコンなしというお宿。何がいいって、上原港を出て右に徒歩1分。お隣の無人販売所はここのおばあがやっているそうな。クーラーも無料でなかなかよかった。昔は蝶屋が集まる宿であったらしく、寄贈された標本や、古い蝶屋ノートもあった。そんな環境なので、昆虫採集に来ましたと言うと、にこやかに応対してもらえた。目の前にスーパー川満もあるし、なかなかよかったと思う。
筆者もまだまだ模索中なので、他にも良いお宿があれば教えてくださいませ。
【Ⅳ】土産物関連
①ぷーら
アイテム…ヤマネコTシャツ、手作り石けんなど
とにかくヤマネコTシャツがかわいい。買いたい。(まだ買ってない)
A PICTURE BOOK
アイテム…図鑑Tシャツ、アクセサリー
去年イリオモテヤマネコTシャツを購入。他にもキノボリトカゲやリュウキュウアカショウビン、ヒルギ、イリオモテコキクガシラコウモリ、カンムリワシ、トウアカクマノミなどなど、南西諸島らしい生物が描かれたTシャツが売っているお店。他にも貝殻などを使ったアクセサリーも。Tシャツ揃えたくなるな……。
などなど、あまり特産おやつ・食品類はないので、これら以外は石垣に帰ってから、ユーグレナモールなり、空港なりで買い揃えるのがベストだと思われます。
てなわけで、西表編でした。西表編も最後に書くことは同じです。あくまでもお邪魔している立場なので、島の方々に失礼のないよう振る舞い、なるべく島にお金を落として帰りたいものだと思います。また、西表島にはご存知の通りイリオモテヤマネコをはじめとした、貴重な生き物が数多く生息しています。特にシロハラクイナやヤマネコやコノハズクやカメが、夜間に車道に下りてきては轢かれるといった事故が後を断ちません。とりわけ夜間に関しては、急く気持ちもわかりますが、安全に走行するよう気をつけてください。この美しい島の生き物と末永く共にいられるかどうかは、各個人の心遣いにかかっているのです。
気になるヘッドライト・懐中電灯、あなたは「どこ」派?
今回の発端はここ。先日の与那国遠征中にぶっこわれてしまったちびおのジェントスさん。新しく同じものを買ったものの、他のはどれがいいんだろう気になるなあ……予備もほしいしなあ……なんて考えてて、これはいっちょ皆さんにご意見をいただこう!と思い、ツイッターの投票機能を使ってみました。最初の質問がこれ。
生き物屋さんに質問です。ヘッドライト・懐中電灯はどこのメーカーのものを使用していますか?その他を選んだ方は、メーカー名を教えていただけるとありがたいです。また、なるべくたくさん方の目に留まるよう、Rt頂けると嬉しいです。
— ちびオオセンチ (@chibiohsenchi) 2016年8月29日
昆虫や爬虫類など、特に夜間、フィールドで生き物を探し歩くことってありますよね。ライトって言っても色々あるけれど、どれを買えば正解なのか、ってかみんな何使ってるんだろうか……と思ったことがないナイターやる生き物屋はいないはず。
結果として24時間で総勢483名の方から投票をいただき、またたくさんの方から「このライトがいい!」というご意見も頂戴したので、これは流れさせてはいけない、どこかにまとめねばということで、うちのブログの場を使いまとめさせていただきました。投票いただいた方々、ご意見いただいた方々、本当にありがとうございました。
さて、生き物屋として夜間採集の場でライトを使う際、やはり気になる点がいくつかありますよね。
ちなみに筆者が購入時に気にする点としては、
①単3電池を使用できるか(エネループ等含め入手のしやすさ)
②電池の持ち(一晩ぐらいは頼む……)
③ある程度の明るさ(300ルーメンあれば筆者は十分)
④本体の耐久性
こんなもんでしょうか。あとは防水仕様だったら嬉しいかなあ……ぐらい。
ちなみに筆者は、こちら(ジェントス ヘッドライト ヘッドウォーズ 【明るさ300ルーメン/実用点灯8時間】 HW-000X)を愛用しております。
まず皆さんが気にされる点を。
@chibiohsenchi いいですよー
— spatica@ダメ人間 (@spatica) 2016年8月30日
ポイントは電源(単三で入手容易、ストロボと兼用可)、首ふり角度あたりですかね~
なるほど……首振り性能大事。
さてお待ちかね、ここからは各会社ごとへのご意見。
☆GENTOS(ジェントス)派
まずは一番人気だったジェントス。
使ってるライトにこだわりはないのだが、自分用に使ってるのがHW-000X、カメラ用にGTR-931Hというのを使っている。どちらも単三使えるのが利点。
— spatica@ダメ人間 (@spatica) 2016年8月29日
持ってるのはジェントスやマグライトが多いけどレッドレンザーも好きだな
— hiro@オフィーリア (@killer_nyan) 2016年8月29日
ヘッドライトも撮影時のライティングもジェントスさん一機でがんばってる.
— モス屋 (@mothra5) 2016年8月29日
確認してみたらヘッドライトはHW-000X、ハンディライトはNEX-907Dだった。どちらもGENTOSでどんだけ好きなんだと。私のレベルでは使っていて申し分ない。初期に買ったモンベルのヘッドライトは暗いしすぐ壊れた(-"-) pic.twitter.com/lFSqdmv0qJ
— とよさきかんじ(日本野虫の会) (@panchichi3) 2016年8月30日
今はヘッドランプ1個、ハンディライト3本すべてGENTOSだな。
— こだくみ 沼貉 (@Kleiner_meister) 2016年8月30日
スーパーファイア1本あったけど電源がCR123×2本で高いのと発熱するのでダメだった。
その前はずっとMUGライトだったけど、当時は明るいと思ったけど、今は暗いもんなw
@chibiohsenchi
— 翡翠H!süii (@hi_su_i55_7) 2016年8月30日
はいどうぞ^ ^
ちなみに私は230ルーメンスのジェントスのLEDヘッドライトとペンライト2本を使用しています。基本的にナイターで虫を探す時に使用しています。
@chibiohsenchi まさかw
— 川北和倫@9/上 策定中 (@kawakita_moth) 2016年8月29日
320ルーメンので充分https://t.co/BDinNxH3cF
@chibiohsenchi ヘッドライト同じものを使用してます。最近実用点灯時間が短くなってきたような気がして怖いです…
— ジーク (@bufoninus) 2016年8月29日
ハンドライトなど結構レッドレンザーに行かれる方は多いのですが、少しお高いのと電池の関係でちょっと様子見してました。
先ほどのハンドライトは予備には最適かと。
@chibiohsenchi 私はジェントスのスーパーファイアを愛用してます。
— Re:myon@タカチホヘビ終了しました (@Re_myon) 2016年8月30日
スポットビームにした際他のライトより放射範囲が狭く光が当たった虫を動かせるので結果的に虫を見つけ易くなります。
蛾なんか採集する時は翅をバタつかせてしまいますが…
甲虫メインの人にはオススメです。
ジェントスはまだ照明器具の付いていない工事現場や天井の中など暗いところで仕事をする工事屋さんが愛用してる率が高い。自分も真っ暗な北海道の峠道をこれひとつで歩行虫を探してた。 https://t.co/RFBkDn2Rbq
— KAN (@Fugarrow) 2016年8月30日
@chibiohsenchi 一応、私のも。基本的にはGENTOS使いです。ヘッドは「DPX-433H 」、懐中電灯は「SF-153X3」で、明るさはまあまあです。奄美の夜の森に入る時は怖い蛇がいるので灯火総研を持って入ります。 pic.twitter.com/eLOz1Y1gMv
— るどるふ (@necydalis) 2016年8月30日
☆LED LENSER(レッドレンザー)派
こちらもなかなか人気があったレッドレンザー派。
レッドレンザーこそ至高。機能と外見の格好良さが両立してるんだから買わない手はないでしょ
— とりふぁ@奄美大島 (@trifa3) 2016年8月29日
レッドレンザーのこだわりはここにある。https://t.co/EmjW4YvFyz
— とりふぁ@奄美大島 (@trifa3) 2016年8月29日
レッドレンザー使ってるけど文句なし
— かに子 (@V_parantica) 2016年8月29日
☆Black Diamond(ブラックダイヤモンド)派
@chibiohsenchi 私はブラックダイヤモンドのストームを長年愛用してます。小さなアリにも充分だし、電池が長持ち、軽くて小さい、光の微調整がきく。200ルーメン以上は虫には飾りに過ぎない。それ以上は電池の無駄だと思ってる。
— 丸山宗利٩( 'ω' )و (@dantyutei) 2016年8月29日
@chibiohsenchi ブラックダイヤモンドは歩きながら地面のアリを探すのに使えてますから、補助光レベルではありませんよ。まあ、長期遠征するわけではないだろうから、電池たくさん使ってもいいかもしれません。私はいつも長いから節約もあります。
— 丸山宗利٩( 'ω' )و (@dantyutei) 2016年8月29日
黒ダイヤ2個と棒2本である。 pic.twitter.com/02O9DpaIaa
— シン・プテロー (@Pterow) 2016年8月29日
☆フェニックス派
現在発言者の方から許可が下りておりませんので、もし構わないとおっしゃっていただいたら載せます。
☆オーム電機派
@chibiohsenchi あ、ちなみに広角にしてもかなり均一な光りなのでとても見やすいです。
— ジーク (@bufoninus) 2016年8月29日
林道や登山道で探してても広角にしとけば端から端まで見えます。
欠点は電池の減りが多少早いことですかね…
☆MAGLITE(マグライト)派
メインはこれ。電池が長持ちするのと、夜に一人で歩き回るので護身用も兼ねて。職質される確率もup?https://t.co/eMG2kLRA4X https://t.co/6OKheP8zW7
— 尾園 暁 (@PhotomboOzono) 2016年8月29日
↑単1だそうです。
☆UltraFire(ウルトラファイア)派
@chibiohsenchi カミキリや見逃しがちな小さな雑甲虫などを探す際、昼間でもライト使いますが
— せぐくちき (@okuwa_seguway) 2016年8月29日
1200lmのウルトラファイア使ってますよ。
5年程壊れてませんし、良い感じです(^O^)
@chibiohsenchi ええ、オオクワ採集やってた頃の名残で、高所の樹皮めくれを下から見上げる必要があったので、ワイド(広い光)とスポット(集中放射)を使い分ける必要があったんです。
— せぐくちき (@okuwa_seguway) 2016年8月29日
確かに、正規で買わないと殆ど偽物ですね(笑)
充電器、充電池込みで1万くらいで買えます。
☆CVLIFE派
@chibiohsenchi もちろんです!こちらの充電式のも使っていますがかなり良いです。 pic.twitter.com/00l8DlsDWS
— かに子 (@V_parantica) 2016年8月30日
☆Panasonic(パナソニック)派
懐中電灯はPanasonic、店頭においてあり入手しやすかったというだけで、特に機能面の理由があったわけではないです。
— B (@aquarium_B) 2016年8月30日
ヘッドライトは持ってないですが、Litomの製品を購入検討中です。 https://t.co/PJCicDu8ZE
☆PETZL(ペツル)派
@chibiohsenchi
— 翠@白灯蛾 (@midori_leg) 2016年8月30日
ジェントスとペツル\_(・ω・`)コレ pic.twitter.com/ebmn4wIFPw
☆富士通製(ただし非常用)
ヘッドライトは富士通製の多分アウトドア用じゃないのがリュックサックの最下層に沈んでるハズだけど、もう何年も見ていないのである。日没に下山が間に合わなかった時の非常用だものなー。
— せせり (@Skipper_bfly) 2016年8月30日
☆ELPA派
@chibiohsenchi ヘッドライトは昨秋ヤエヤママルバネクワガタの採集にお供させていただいた時に初めて購入。ELPAという聞いたこともないメーカーのもの。懐中電灯はマグライトを昔は使っていましたが、今はノンブランド。 pic.twitter.com/pzPLm0wNNs
— おきしま (@papilio_memnon) 2016年8月30日
↑70ルーメン。
☆milestone(マイルストーン)派
@chibiohsenchi 乗り遅れて今さらですが私はマイルストーンさんのヘッドライトです。 pic.twitter.com/mnBGb1h5Uc
— 岩迫 (@ohafuku) 2016年8月31日
@chibiohsenchi ヘッドライトに特にこだわりなかったのですが、マルバネ採集の時に明るさ不足を感じて、国産ブランドに惹かれ三代目をこれにしました。明るいし、光が
— 岩迫 (@ohafuku) 2016年9月1日
暖かく回りこむ感じがします。ヤエヤマノコギリ複数採れたのは、自販機裏まで照らすこのギアのおかげだと思います。
☆メーカー不明派
.@chibiohsenchi 潜水で使うので、防水のこれを使っています。単三×4本使用。
— 自称魚類学者ヶンィチ口−9.3.5 (@k3_n_1_r0) 2016年8月30日
ULTRA-BRIGHT LED HEADLIGHTとFavour Lightと書いてありますが、どれが社名でどれが製品名かわかりません泣。 pic.twitter.com/bCHHPY9CiX
↑潜水する際に使うそう。メーカーがわかる方は教えていただけるとありがたいです。
……という感じで、使用している会社ごとに対するご意見は以上のようになりました。
続きましては明るさ、そうルーメン数。正直何ルーメンだからどうとかよくわかんないけどとりあえずみんなどれくらいを使ってるの?と聞いてみました。結果がこちら。
@chibiohsenchi
— ちびオオセンチ (@chibiohsenchi) 2016年8月29日
更に質問を重ねます。あなたが使用しているヘッドライト・懐中電灯のルーメン数を教えてください。こちらも拡散いただけるとありがたい。……半分ぐらいおふざけだけど。
「我は太陽」におふざけが混入している気もしますが、だいたい割れる結果となりました。ちなみにちびおは現在300ルーメンを使用していますが、夜間採集でも梢の葉裏を照らせたりと、そう不便しておりません。ただしカメラの補助光としてはちょっと強すぎです。
こちらに対していただいたご意見は以下。上記と被るものに関しては、文のみとしました。
>川北和倫@9/上 策定中
@chibiohsenchi まさかw
320ルーメンので充分
21:04 - 2016年8月29日
>ジーク
@chibiohsenchi オーム電気のラディウスZというライトの320ルーメンのものを使っています。単三3本で楽ですし、あまり大きくないですし広角も結構広く、そして何より明るさの割には安いです。
コスパ的になかなか良いです。
21:47 - 2016年8月29日
>丸山宗利٩( 'ω' )و
@chibiohsenchi 私はブラックダイヤモンドのストームを長年愛用してます。小さなアリにも充分だし、電池が長持ち、軽くて小さい、光の微調整がきく。200ルーメン以上は虫には飾りに過ぎない。それ以上は電池の無駄だと思ってる。
23:42 - 2016年8月29日
>丸山宗利٩( 'ω' )و
@chibiohsenchi あ、ものすごく高いところのクワガタなら、明るいに越したことはありません。しかし5メートルくらいのネットの範囲なら、200以下で事足ります。
23:53 - 2016年8月29日
>せぐくちき
@chibiohsenchi カミキリや見逃しがちな小さな雑甲虫などを探す際、昼間でもライト使いますが
1200lmのウルトラファイア使ってますよ。
5年程壊れてませんし、良い感じです(^O^)
0:50 - 2016年8月30日
>翡翠H!süii
@chibiohsenchi
はいどうぞ^ ^
ちなみに私は230ルーメンのジェントスのLEDヘッドライトとペンライト2本を使用しています。基本的にナイターで虫を探す時に使用しています。
19:51 - 2016年8月30日
@chibiohsenchi ブログに載せていただくのはもちろん構いません。ヘッドライトに問題は特に感じませんでした。70ルーメンしかないんですけどね。首から下げる懐中電灯と併用するように言われていたので、だからかもしれません。
— おきしま (@papilio_memnon) 2016年8月30日
100〜700lmを使い分けてる感じだけど200〜300lmを多用してるかな(=゚ω゚)ノ
— hiro@オフィーリア (@killer_nyan) 2016年8月29日
このような結果に。とはいえ光量に関しては、昼間に使用するのか、はたまた夜間にライトトラップで使うのか、林内散策で使うのか、カメラの補助光程度で構わないのかなど、用途によって必要な明るさが大きく異なります。ここでいただいた意見を参考にしながら、自分の用途に合ったものを用意する必要がありそうです。
あとこんなものも。最近急にレビューが上がったなと思っていたら……
https://t.co/3hrjimqfEl
— ちびオオセンチ (@chibiohsenchi) 2016年8月29日
そういや以前ここでも話題にした6000ルーメンのヘッドライト()は売り切れていた。何が素晴らしいって、1つ残らず☆5レビューの日本語が怪しいあたりが最高である。この会社の製品そのものが怪しいことがよくわかる。皆さんもお気をつけて。
要注意です。
ここで最後にこぶ屋さんからとても便利なHPを紹介していただきましたので追記しておきます。
@chibiohsenchi それよりも、このサイトご存知ですか?アカリセンターのレビューはかなり参考になりました。https://t.co/v6V8VdhSCZ
— こぶ屋 (@kobuyahazu) 2016年8月30日
これはすばらしい!主要な各メーカーとその商品について、使用感などあれこれ書かれています。是非お読みください!こぶ屋さんありがとうございます!
以上、取り急ぎまとめさせていただきました。投票いただいた方々、ご意見くださった方々に感謝いたします。またこれからライトを購入される生き物屋さんのご参考に、少しでもなれば幸いです。