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とらかみきりに あいをうたうよ【シロトラカミキリ】

ちびおとトラカミキリの出会いは、もう14年前に遡る。

当時の箱をあけてみると、2001年6月17日。ちびおは中学生だった。小学生の頃から長くお世話になっていた博物館の行事で大阪能勢の山に連れていってもらった。それまでもずっとムシが好きで、でも特に何が好きということもなく、幼稚園年中組のときに図鑑で一目惚れしたウチワヤンマにも早々に出会い、博物館での幼なじみたちが蝶や糞虫、クワガタを狙い始めている中、まだ自分が何との出会いに重きを置くかがぼんやりとしていた頃の話である。

山を登りはじめてしばらくし、昼休憩をとったときだったように思う。学芸員さんから「あちらに土場があるから行っておいで」と声をかけてもらった。
そこはこの世の楽園かと見まごうばかりの景色だった。初夏の陽射しに照らされて、無数のカミキリムシが飛び交っていた。ひとしきり夢中で捕まえ、土場の真ん中で空を見上げると、脇から舞い上がったキスジトラが天に吸い込まれていった。思わず伸ばした右腕は宙を切って、それを仰ぎながらぼんやりと、カミキリムシと生きていきたい、と考えた。

その後色々あって、昆虫採集ができない環境になり、大学生になって虫スレで刺激されて復帰するまで長い間離れてしまったけれど、あの日捕ったムシたちはずっと宝物だった。キスジトラ、キイロトラ、エグリトラ、ビロウド、アトジロサビ、ナカジロサビ、ミドリ、ガロアケシ、チャボヒゲナガ、ホタル。最後まで両親は趣味を理解してくれなかったが、お菓子の缶箱に細工し、こっそり隠れて作った標本箱は今でもクローゼットの奥に仕舞ってある。中でもキスジトラへの想いは別格で、相棒のフリーザー(ポケモン)のNNをキスジトラにしていたほど、思い入れは強かった。

長々語ってしまったけれど、自分の中でトラカミキリへの愛は、他のムシへの愛と比べ物にならないくらい大きい。別に普通種でもいいじゃない。フォルムといいカラーリングといい、全てがかっこいい彼ら。これまでも、これからも、いつまでも、トラカミキリにあいのうたをうたうよ。こう見えても一途ですから。


シロトラカミキリ
シロトラカミキリ
シロトラカミキリ Paraclytus excultus
2015/04/26 兵庫県にて採集、自宅にて撮影
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ちびオオセンチ

Author:ちびオオセンチ
vip虫すれ在住だった虫コテ。
太陽神で虫が好き。
カミキリ屋見習い。

☆おともだち☆
D5300
SIGMA 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM
TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO 1:1
SIGMA 10mm F2.8 EX DC FISHEYE HSM
 
生き物に関係することをあれこれ書いています。
八重山諸島によく行くので、旅程モデルや島情報なんかも挙げてます。便利な採集用具まとめなんかも。詳しくはカテゴリの「便利情報まとめ」をどうぞ。
たまに日々の備忘録とか、ゲームとか。

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