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八重山諸島(石垣・西表・与那国)へ行くときの旅程モデル

与那国
与那国島・日本最西端の地より


今回で八重山遠征も10度めを超え、ソロ遠征も増えてきたわけですが、今後八重山諸島に初めて行きたい!でも勝手がわからない!といった人用に、こっそり自分なりのモデルを挙げておこうと思います。なお、ここに書くのは昆虫採集を目的として関西国際空港から石垣空港へ行くことを考えた例であり、またこの旅程がベストかどうかは人それぞれなのでわかりませんが、観光目的の人にも参考になることは多いかと思います。2016年現在の内容ではありますが飯屋なんかのことも載せておくので、参考にしてもらえたらと思います。見づらくて申し訳ありません。西表旅行記も平行して書いてるからね!
半分備忘録なのはないしょだよ!

今回書いていくのは、
【Ⅰ】A 今回の遠征の行程(例)
  B 各公共交通機関の要所について
  C 各島にあるもの、ないもの
【Ⅱ】遠征前にやること、注意すべきこと

の、大きく分けて2点です。それではどうぞ。



【Ⅰ】A 今回の遠征の行程
(関空1泊→石垣通過→与那国4泊→石垣通過→西表4泊→石垣通過→関空の合計9泊
 疑問点等あるでしょうが、後々書いていきます。
 

【関空→石垣→与那国】
関西国際空港に前日入りし、関空内で毛布を借りて寝る
 →07:40発のPeach便で石垣へ直行
  →10:05石垣空港着
   →そのまま石垣空港内で早めの昼食をとり、12:30発RAC便で与那国へ
    →13:00与那国空港着
     →宿の送迎で宿へ行き、チェックイン
       →4泊
 【与那国→石垣→西表】
 宿の送迎で与那国空港へ。09:20発RAC便で石垣へ
  →09:55石垣着。今回は石垣空港で前泊していた友人に拾ってもらったが、普段はバスで離島ターミナルへ
   →離島ターミナル付近で昼食を済ませる(ターミナル内にもあり)
    →ターミナルで往復分の船のチケットを購入
     →高速船片道1時間前後で西表へ。遠い宿なら送迎してもらう
      →4泊
 【西表→石垣→関空】
 荷物をリュック以外郵送した後、昼頃に港から高速船で石垣へ
  →離島ターミナル着、そのまま近くで昼食と土産物の物色
   →夕方ごろ市街地もしくは離島ターミナルから空港行きのバスに乗り、空港へ
    →19:55発JALの関空行き便に乗り込む
     →22:20関空着、帰宅。お疲れさまでした。


【Ⅰ】B 各公共交通機関の要所について(チケット等については後述)
①関西国際空港について
 関空のメリットはいくつかあって、朝早い石垣直行便がある(その後の現地での動きがとりやすい)/一晩中開いているため、ごろ寝ができるよう毛布の貸し出し(数に限り有)があり、椅子が比較的フラット/ネカフェスペースもありシャワーを借りられる、などがある。離島は基本的に、本州の都市圏よりも何もかも、営業時間が短いと思っておいたほうがいい。関空でなくとも、可能な限り早い便に乗っておくと後が楽になる。関空で利用できるサービスについては、KIXエアポートラウンジのページを参照。
②石垣空港・空港バスについて
 新石垣空港に移転したため、大きくなったが市街地からのアクセスは悪くなった。空港の周りに遊べるようなものは何もない。空港バスは2系統あるが、道の混み具合等もあるので、空港から市街地まで片道最低1~1.5時間ほどみておいたほうがよい。飛行機便にギリギリになってしまうほど恐ろしいことはない。空港でも土産物を物色する時間を作るくらいのつもりで、余裕を持っておきたい。
③離島ターミナル(石垣)について
 市街地に隣接している。西表他の離島へ行く船はここから出ている。海が荒れると船便がなくなることもあるので、八重山観光フェリーHPを確認。
④与那国空港について
 こぢんまりとしていて、シンプルな空港。土産物売り場もある。プロペラ機なので楽しい。機械を通すときに三角管が見えると警戒されるようだ。当たり前だが規制されている生き物には手を出さず、真摯に対応すれば○。上空から眺める与那国の海、西表の森は圧巻。
⑤上原港(西表)付近
 民宿や飯屋がたくさんあるのが特徴。反対に大原にはあまり飯屋がなさそう……。スーパー川満が一通りの物が揃うので便利。詳しいことは次回。
⑥大原港(西表)付近
 あまり利用したことはないが、郵便局があったりして、大きな集落になっている。上原よりも整然と並んだ町並みが特徴で、地元の人の家はこちらのほうが多そう。飯屋は少ない。共同売店がある。


【Ⅰ】C 各島にあるもの、ないもの
 ☆石垣島…24時間営業コンビニ ◯(ココストア、ファミリーマート)
         自販機 ◯
         百円均一 ◯
         釣具屋 ◯
         服屋 ◯
         マックスバリュ ◯
         自然がいっぱい △ここはほとんど都会だ。
         西の果てまで来た感じ ×
 ☆西表・与那国島
       …24時間営業コンビニ ×(個人商店のみ)
         自販機 ◯
         百円均一 ×
         釣具屋 ◯
         服屋 △(土産物屋程度)
         マックスバリュ ×
         自然がいっぱい 西表◎ 与那国△
         西の果てまで来た感じ 西表△ 与那国◎
与那国
与那国





【Ⅱ】遠征前にやること(やること順)
   ①飛行機を予約する
  ②宿を押さえる
  ③レンタカー・バイクを押さえる
  ④リストアップして荷造りをする
  ⑤1週間くらい前にスーツケース等、大きな荷物を宿に郵送する
  ⑥手荷物となる荷造りをする。
  ⑦わくわくしながら体調管理する。


細かく書いていきます。

 …自分の予定に合った便を押さえる。Peach便を安く買うためのコツは当ブログPeach Aviationにて航空券を購入する際の注意点について。を参照のこと。また八重山諸島で島に渡る船は、基本的には事前予約はなく、当日その場でチケットを買う形式になっている。
※西表便大原港行き上原港行きの2航路があり、船便のみ。台風などで海が荒れた場合、上原港行きは欠航しやすいが、石垣⇔上原往復便のチケットを買っておけば、上原が欠航した場合も上原から大原に無料バスを出してくれ、大原港から石垣に渡ることができる。朝から夕方まで1時間に1便くらいあるが、昼間などしばらく空く時間帯もあるので要注意。先述したが、八重山観光フェリーHPをチェック。
※与那国便→アクセスが2パターンある。1つはゲロ船と名高いフェリーよなくに(福山海運)/フェリーよなくに運行ダイヤ、もう1つが飛行機のRAC琉球エアコミューター。フェリーは週2往復しかない上、片道約4時間半で、片道3,550円・往復6,750円(2016年時点)。飛行機便なら1日に3便あり、約30分で到着する。航空費は2016年7月末なら片道12700円、往復だと割引があり片道7900円になる。学生で時間に余裕があり、フェリーが出る日に日程を合わせられるなら船便のほうが安上がりである。フェリーは公共スペースには自販機やコンセントや毛布(その隙間に挟まるエロ本)もあり、ごろ寝しながらゲームもできる。個別ベッドもあるので、寝ながら行くには良いかも。飛行機はキャビンアテンダントのお姉ちゃん美人。琉球方言で挨拶してくれるのでまじ垂涎。
フェリーよなくに
フェリーよなくに
船内個別休憩スペース
フェリーよなくに
船内に散見されるエチケット洗面器

プロペラ機
RAC(琉球エアコミューター)機。定員も少なく小さなプロペラ機。

 …早めに押さえないと繁忙期はすぐなくなるよ。2ヶ月前には押さえておきたい。

 …レンタカー・バイクを押さえるのが②の宿を押さえるよりも後なのは、路駐対策のためどこに泊まるのか、あらかじめ伝えてほしいと言うレンタカー屋が増えたため。また離島のレンタカー・バイクは整備不良が多いため、後々トラブルにならないよう規約をよく読んでおくこと。

 …国内だから昆虫採集目的なら、最悪財布と携帯と採集道具があればオッケー。ただし西表と与那国にはコンビニはない。長竿やフレームは釣具屋があるので現地調達可能だが、ネットは替えを持っていくと安心。薬品も手に入らないので忘れずに(最悪石垣のダイソーで購入)。服がなかったらクワズイモで隠そう。捕まっても知らん。
クワズイモ
みんな大好きクワズイモの葉っぱ。手でちぎるとかゆくて死にそうになるぞ。

 …これはなくても可だが自分はなるべく身軽に移動したいため。自分はいつもスーツケース・ライト機材・長竿を先に送ってしまい、最低限の手荷物とカメラ機材のみをリュックサックに詰めて行く。大阪から与那国でも、台風等で運べないということがなければだいたい4日くらい。でかいスーツケースとジュラルミンボックス、長竿の3つを5000円ちょいで郵送できるのでコスパは悪くない。必ず事前に、宿側に「先に荷物だけ送るが構いませんか」と確認しておくこと
 また宿に送らずとも各島の郵便局に「局留め」で送れば、郵便局窓口で受け取ることが可能。宿に送れない場合などはこれを利用するといい。石垣の八重山郵便局に送りたいなら局の住所を調べ、宛先に「八重山郵便局留め」と書いておき、受取人名義を自分にしておく。郵送時にカーボンの片割れをもらえるので、八重山郵便局の窓口でそれを提示すれば受け取れる、という寸法である。

 ⑥⑦…楽しみだけど体調管理が一番大切だよ。
西表



 ☆持って行ったほうがいいもの
 ●首巻き用タオル…首元の日焼け防止(南国の日差しで水膨れになることも多い)、汗拭き、濡らして巻く、原付のシートが熱いときに敷く、止血、ナイター中首元から服の中に潜り込む虫を防ぐなど万能。1日1枚計算。帽子は言わずもがな。
 ●常備薬(虫刺され含む)…離島では思ったような薬が手に入らないのが普通。初西表のときにはハブに咬まれたら西表には対応できる医者がいないため、石垣までヘリ搬送だぞと言われたくらい。サキシマハブは死亡事故につながりづらいとはいえ、そこで行動が一旦制限されてしまう。またクヌギカレハの幼虫が木の幹によくいるので、手をつく際は注意。筆者も茂みに手を突っ込んだとき頬と右手の甲を毒針毛が撫でたようで、大きなみみずばれになって強い薬を塗るはめになった。クヌギカレハにやられて強い薬を買う際は薬局の人に、「虫刺されがあるので、ふくじんひしつほるもんのぬりぐすりをください」という呪文を唱えよう。薬へのアレルギーがないかどうかは自分の体のことなので、自分で確認すること。当然病院に行くのがベスト。
 ●サングラス(偏光)…南国の日差しはすぐ目が痛くなるよ。
 ●予備バッテリー…10000mAhくらいあると安心だ!
 ●お好きな塩飴…倒れないように。
 ●ちょっと明るめの懐中電灯、またはヘッドライト…観光であってもなめてちゃいけない、街灯がどこにでもあると思ってはならない。集落から一歩出れば星明かりしかない、集落でさえ暗いなんてザラ。
 ●心構え自分にとっては夢の国、でも住んでらっしゃる人たちにとっては日常の場所。あんなところに憧れの虫が!と空き地に突っ込んだら実は私有地でトラブル勃発なんてことも珍しくない。郷に入っては郷に従えという。採集者の印象を悪くすると、引いては未来の自分たちの首を絞めることになる。当たり前のことだが失礼のないよう、注意しなければならない。

できれば……
 特に離島はさしたる産業がない。農業や漁業、観光業で食いつなぐ人たちがほとんど。それだって、輸送費がかかり物価の高い中、十分とはいえない額である。できれば、自分だって裕福ではないけれど、いつもお世話になっているぶん、地元産業にお金を落として、末永く遊びに来られるようにしたいと思う。無理にとは言わないけれども、可能であれば。

疑問点等ありましたらコメント欄が開いておりますし、Twitterでもお気軽にどうぞ。


次回はよく宿泊でお世話になる民宿や、お店を書いていきますー。

テーマ : アウトドア
ジャンル : 趣味・実用

2016八重山・与那国後編

与那国後編、はっじまっるよー?


☆みっかめ☆

この日は朝から某山へ。うろちょろして、Nさん他迷蝶屋のTさんともお知り合いになり、楽しくお話しながら採集。Nさんが気を遣ってあれこれくださって……ヨナグニジュウジクロとか……今度は自分でとらなあかんやんけ……!!!

与那国
与那国
暑くて虫いなさすぎてスジカバなんぞを撮ることに精を出していた。

与那国
ヨツモンカメノコ氏。こいつら展脚したくないから絶対採らない。かわいいけど。


そんなこんなで昼ごろに約束していた通り、アヤミハビル館にM姉さんとデートに。お昼ご一緒した後、ちょっとうろついてきますねーって言って館の横をぶらついてたら親子連れ×2軒分に出会い、長竿を持っていたちびおは一気にアトラクションみたいな扱いに。ガキンチョ×3が走り寄って来て「すげーー!!!でっけーあみーーーー!!!!!」「これでなにとるのねえなにとるの」「さわりたいいいいいいい」と囲まれ、動けねえ。母ちゃんズが散らしてくれ、少し話をしているとどうやらご家族含め息子たちが昆虫に興味があるそう。

父ちゃん「サキシマヒラタクワガタ見ませんでしたか?何度か与那国に来ているんですが一度も見られず……。」
ちびお「毎日ライトにめっちゃ来ますけど。」
父ちゃん「え!!まさかライトトラップの機材を持ってるんですか!?どうか一緒に!!お願いします!!!」

と言われてしまい、特に断る理由もないし、ひらたむし来ても投げて遊ぶくらいのものなのでどうぞどうぞと連絡先を交換、ご一緒することになった。

その後もノブオつつきに行ったり、館に戻ってM姉さんとちょっと話したり、昨日のSさんAくんに連絡したりしているうちにライト開始。この日もたくさんのヒラタがご来店、子どもたちを差し置いてお父ちゃんたちが大喜びで、「お父さん僕にも触らせてええええ」「まああまてまて!!」みたいなやりとりがあって笑ったり、総勢11名のにぎやかなライトとなりました。いやはやガキンチョたちまじ元気。親になるって大変だな。父ちゃん母ちゃんお疲れ様です。

与那国
与那国
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DSC_1497_20160814184944046.jpg
蛾もあれこれ来て楽しかった。サンカククチバさんは久しぶりですね。



☆よっかめ☆

与那国実動最終日ということで、朝からうろちょろ。あれこれつまんで、また某山でNさんTさんとお話させてもらう。明日で帰るんですと話すと、僕も今晩時間あったらライト行くよ!とNさん。やったー!

その後あれこれやって、ノブオも確保して、できることは済ませて、最終日ナイターはM姉さんSさんAくんNさんがやってきての計5名。

与那国
あら細身ですね。
 →シマモンツヅリガ Thalamorrhyncha isoneura というらしい。いぼたさんくす。

与那国
_人人人人人人人人人_
> ひらたむしじごく <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄


与那国
与那国
おけらさん。内地にいるとあんまり出会わない虫だけど、南西諸島でライトやってると相当数飛来する。
結構かわいい顔してる。

与那国
なんだっけな……モス屋といぼたから、最近記載された蛾だって教えてもらったんだけど。画像はクソ中のクソ。
 →「最近記載」ではなく「日本で最近記録」だそうです。エグレカイハネガ Tonza citrorrhoa

与那国
与那国
ふたもんうばたみゃー。もうこいつらの飛翔タイミング押さえるなんてお茶の子さいさいですよ。

与那国
_人人人人人人人人人人人人人人人人人_
>  サキシマヒラタBLが拝めるのは  <
>       当店だけ!!!      <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄



そして与那国の夜は更けていく。ナイターがきっかけで出会ったSさんM姉さんAくん、山で出会ったNさんTさんをはじめ、様々な人と知り合い、とても楽しい与那国採集旅行となりました。いつかまた絶対遊びましょうね!!と約束して、夜は解散となりました。ぜったい!!!またあそぶぞ!!!!!


次回は西表編へと続きます。西表では待望のぺらぺら男、「青森の蝶たち」のze-ph(せーや)と同行します。ご期待ください!

テーマ : アウトドア
ジャンル : 趣味・実用

2016八重山・与那国前編

全然更新してねえなあ、と思うので、最近行ってきた遠征の前半戦でもだらだらと書き綴ろうと思います。

今回は合計8泊で、与那国に4泊西表に4泊という日程でした。与那国は今回で3度め。西表は……ええと……10度めぐらい?いつのまにやらそんな感じになっています。
初めて八重山に行ったのは2009年のことだったでしょうか。あの時は右も左もわからずにゃーすけと走り回りましたが、ここまで通っていると今日はここだな、なんていう余裕もでき、半分余暇を楽しむ感じで島を回っています。
というわけでガチ採集ブログとは言えませんし、写真も採集品を全部撮っているとは言いがたいですが、忘れぬうちに綴っておこうと思います。



☆いちにちめ☆

この日は昼過ぎに与那国に着いたはいいが、三個口で送ったはずのスーツケース灯火総研長竿(ビーティングセットも入ってる)のうちスーツケース灯火総研はとうに届いているも、長竿ケースが届いていないというトラブルに見舞われます。与那国郵便局は知らぬ存ぜぬ、石垣郵便局に連絡すると集荷所へたらい回しにされ、最終的に集荷所で他の荷物にまぎれて落ちていた、との話。ここまででもなんじゃそりゃって感じだったのに、夕方の飛行機便で送ってもらうも、与那国郵便局から「急ぎって書いてあるけどもう俺ら勤務時間外だから、今日は届けないから」「困るんだよねこういうの」というまさかの連絡が。
随分言って持ってきてもらいましたが、離島の郵便局のめちゃくちゃっぷりに幸先が悪いスタートとなってしまいました……。次は消費者庁かどっかに連絡してやるからな!網くるまでなんもできへんやないか!!!

なので網が来るまでお写真でも。ほら、魚眼レンズも仲間になったしさ!

与那国
日本最西端の地。

与那国
日本最西端の碑。感慨深いものがある。

与那国
与那国
とても見晴らしがいい。

与那国
みんな大好きおちんぽ岩。魚眼で撮るなら上からかなあ、と。

この日はソロナイターをやったわけですが、ナイター中後ろから足音がするわけです。めちゃめちゃ怖くて、でもいきなり顔を照らすのも不躾だと思い、足元を照らしながら「こんばんはー……?」と言ってみると返事がない。ただ、成人男性の胸くらいの高さのところにつけた反射板のようなものが輝いていて、こちらを無言で眺めている気配のみ。え、まじ怖いんすけど。その後もヘタレながら何度か声をかけるも、相手は黙ったままであるどころか、足音が増えてくる。そして全員無言でこちらを眺めるのみ。ええい、ままよとライトを当てたら野良牛でした、というとても恐ろしいことがあって本当にちびりそうでした。いや牛でも怖い。とうとう八重山10回目にしてマジムンに会ってしまったかと思った。今度からナイターのときには股間に石敢當をぶら下げようと真面目に考えました。何かあったら石敢當で永遠に殴り続けて撃退する。



☆ふつかめ☆

さて、気を取り直して朝から某山へ。うろちょろしていたら、与那国に住み着いているという虫屋のNさんと会う。あれこれお話を聞かせてもらうが、甲虫フィーバーは二週間ほど前に終わってしまったとのこと。やはり転職するしかないか……w
結局昼過ぎまでご一緒させてもらったが虫が飛ばなくなってきたのでわかなそばへ。八重山そばのだしの塩分が染み渡ります。

宿に帰ってお昼寝しようとしたら、宿のオーナーであるYさんと、よく八重山に来るというお兄さんSさんが共有スペースにいらっしゃって、しばらくお話させていただく。昨晩のナイターが死ぬほど怖かった話をして、よかったら一緒に来てくださいよ!とダメ元でお願いしたところ、Sさんが来てくれることに。神様かっ!!!

この日は最西端の碑を入れて夕焼けなんて撮ったりしていました。
与那国
次はもっとがっつり焼けてる日を狙いたいもの。

お昼寝を終え、ナイター開始。ナイターをしてると原付が停まる。林道を占拠する形で広げてたので、片付けなきゃ……なんてあたふたしてると、「ライトトラップだー!!」という声。振り向くと男の子で、聞けば本州出身の甲殻類屋だけど、与那国で就職し住み込んでしまったというAくん。お仕事の関係でこの林道に来たけど一緒に見ていってもいいかな、ということだったのでもちろんと快諾。
さらにぼんやりしていると赤い車が停まる。今度こそ片付けなきゃ……とあたふたしていると、中から元気なお姉さんが登場。こちらも聞けば現在アヤミハビル館で勤務中のM姉さん。今年はヨナグニサンの出がよくないそうで、夜の林道を探して回っていたんだとか。結果、総勢4名の楽しい楽しいナイターになりました。

与那国
与那国
いろんな虫(主に蛾)がきていて、蛾専門のM姉さんは大喜びしてくださって本当によかった。

与那国
たくさんやってくるサキシマヒラタくん。与那国では体感、♂の来る数のほうが多い気が。
ひらたむしのくせに汚れを知らない目をしていてつらい。



与那国後編に続きます。

トガリバホソコバネ

最近さぼっていたので溜まっていたぶんを書いておく。

冬の間に材採しておいたふぉるもさーなさんが羽化していた。
なかなかネキに縁がなく、ネキ童貞をこじらせていたが、材採とはいえ初めてネキをこの手に持った感動はなかなかのものだった。
ほんとにハチっぽい飛び方するし、かっこいい。擬態昆虫は総じて素晴らしい。

以下、写真は全て
トガリバホソコバネカミキリ Necydalis formosana
2016/04/18羽脱・撮影

トガリバホソコバネ
トガリバホソコバネ
トガリバホソコバネ
♀。でかい。ごつい。イケメン度高い。

トガリバホソコバネ
虫でさえs(ry
黒っぽい♂かっこええ。

オオヒゲブトハナムグリ

ここ数年ずっと春にも八重山通いをしていたが、今年は仕事上の都合で行けそうもなかったので、友人のmzk(@aromia_からオオヒゲブトを譲り受け、白バック飛翔を撮影し行った気持ちに浸る作戦にした。

以下、写真は全て
オオヒゲブトハナムグリ Amphicoma splendens
2016/04/06・07 石垣島にてmzk採集
2016/04/08・09 自宅にて撮影

オオヒゲブトハナムグリ


オオヒゲブトハナムグリ。目が大きくくりっとして、カラーバリエーションも豊富で美しく、もふもふとした毛に覆われ、ぴょこんと大きな触角や、本州でまだ寒い思いをしながら春を待つ虫屋たちに春の訪れを知らせてくれる、とても愛らしいムシである。ただ数は少なくないがなかなか時期が読みづらく、一週間程度でピークが過ぎてしまうようで、また陽射しがないと飛ばないため、曇天を仰ぐことの多い春の八重山では長期滞在を覚悟しないと会えないこともある。
昨年は3/26~28に西表に行った際すでにほぼ時期が終わっており、♀が数頭、♂がsそれよりも少ない数採れたのみに終わった。今年に関してはmzkが滞在していた4/6あたりがピークだったようで、♀を使ったトラップでも入れ食い状態だったようだから、ちょうどピーク時だったのだろう。持つべきものは素敵な友人である。まじで。

そんなこんなで遠征帰りで疲れているにも関わらず、気前よくオオヒゲブトを分けてくれたmzkのおかげで今回の記事があるわけです。mzkまじありがとう!

オオヒゲブトは本来かなり活性の高い生き物なのだが、関西の我が家で八重山の気候を再現するのはかなり難しい。全員何のやる気も見せずにだらだらしている。テレビとポテチでもあれば生涯そこに居座りそうな勢いだ。八重山でのあのフィーバーっぷりは何だふざけるなと肩を掴んで揺さぶりたい思いに駆られたが、ここは優しく接することにした。八重山での姿と仕事中の姿を考えると、自分もオオヒゲブトの間に何の差もありはしない。
まず八重山レベルの陽光、更に気温、湿度と無理難題が続く。四苦八苦しながら灯火総研を当ててみたり、しばらくパネルヒーターで温めてみたり、色々やってみて、なんとかそれらしいものが撮れた。しかしちょっと動くと、もうええわおっちゃん疲れてんとよだれでも垂らさんばかりにやる気をなくすので、たまのタイミングになんとか合わせていかねばならぬ。しかしこの悪条件の中でよく頑張ってくれたと思う。オオヒゲブト氏には敬意を表したい。

くだらぬことばかり書いていないで写真を貼ります。どうぞ。


オオヒゲブトハナムグリ
オオヒゲブトハナムグリ
オオヒゲブトハナムグリ
オオヒゲブトハナムグリ
上から黄緑、橙、青緑の個体(下2枚は同一個体)。赤~黄色~翠~青(青紫に近い色)まで、オオヒゲブトには様々な色彩変異が存在し、それも本種の魅力の一つだ。なお、写真は全て♂の個体で、♀はもっと体毛が少なく、触角も小さく、横幅も大きくドテっとしているため容易に見分けがつく。♂のほうが細身で小柄、もふもふしていて触角も大きいためかわいらしくて人気があるが、♀は♀でかわいらしいと思う。写真はないけど。


オオヒゲブトハナムグリ
それではいつもの飛翔(っぽい)写真だよー。

オオヒゲブトハナムグリ
橙の個体。とても美しいんだけれど、後脚が一本ないため少し痛々しい……。ピンボケみたいに見えるけど目に!目にピント合わせてますから!!!

オオヒゲブトハナムグリ
オオヒゲブトハナムグリ
オオヒゲブトハナムグリ
オオヒゲブトハナムグリ
黄緑の個体の飛ぼうとするシーン。全く別々に撮影したのに、なんだかコマ送りみたいになっていたのでつなげてみた。

オオヒゲブトハナムグリ
オオヒゲブトハナムグリ
黄緑の個体、横から。撮っていて気付いたのは、どのカラーの個体も腹部背板は青いということ。上翅のカラーに準ずるか、黒か何かだと思っていた。面白いなー。

オオヒゲブトハナムグリ
最後に、青緑の個体を横から。これも全個体共通だけど、翅を上げないと見えない腿裏の青さにもエロスを感じますね。


というわけで、今回はオオヒゲブト(貰い物)でした。色彩変異があって、美しく、かわいいと三拍子揃ったオオヒゲブト。きちんと写真を撮らぬままだったので今回撮ることができてとても楽しかったです。mzk本当にありがとう!



撮影協力:
オオヒゲブトハナムグリ Amphicoma splendens
黄緑、橙、青緑の3個体
mzk(採集者)
Nikon D5300
TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO 1:1
SB-700
プロフィール

ちびオオセンチ

Author:ちびオオセンチ
vip虫すれ在住だった虫コテ。
太陽神で虫が好き。
カミキリ屋見習い。

☆おともだち☆
D5300
SIGMA 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM
TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO 1:1
SIGMA 10mm F2.8 EX DC FISHEYE HSM
 
生き物に関係することをあれこれ書いています。
八重山諸島によく行くので、旅程モデルや島情報なんかも挙げてます。便利な採集用具まとめなんかも。詳しくはカテゴリの「便利情報まとめ」をどうぞ。
たまに日々の備忘録とか、ゲームとか。

ついったーやってるよ
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